Home > AFCトピックス 2019/11/26号
2019．11．26 更新
目次
“露点９℃” の空気環境をつくる 外気処理ユニット 「エコチェンジャー」
１． 食品工場 と 給気 〔結露＆カビ・省エネ〕
２． 低湿の空気をつくるとは？
３． 露点9℃の空気環境をつくる 「エコチェンジャー」
４． エコチェンジャーをもう少し詳しく
【 カタログダウンロード】 省エネ型 低露点外気処理ユニット 「エコチェンジャー」
食品工場では、食材のおいしさや品質を保つため 適切な温度管理がなされています。
そして、安全・安心を追求する近年においては 低温化しており、
室温15℃という低温まで下げている工場もあります。
低温環境では結露が生じやすく、 カビの発生しやすい環境を改善するのに、
新鮮で低湿な空気を“給気”することで 空気の流れをつくり、
温度ムラや 湿気の滞留による結露の発生を抑制しています。
今回は、“給気”に注目し、低湿の空気を高効率に供給する
省エネ型 低露点外気空調ユニット「エコチェンジャー」 をご紹介します。
食品工場のような 低温・低湿 の室内へ 外気を供給する場合、
外気を “低湿空気” にして供給しているのが 外気処理空調機 （外調機）で、
冷却と除湿をする専用空調機です。
でも、外気（高温高湿）が ワンプロセスで、設定した低湿空気になるわけではありません。
外気処理空調機は、 外気を一度（露点温度まで） 冷却 し、除湿します。 〔過冷却〕
そして、この除湿空気を（露点温度から） ヒーター加熱 して 〔再熱〕
必要な低湿空気を供給します。
このときのエネルギー使用量 は、
冷却するクーラー〔過冷却〕 ＋ 加熱するヒーター〔再熱〕 となります。
さて、食品工場内は空気清浄度によりゾーニングされています。
清潔区から準清潔区そして汚染区へと空気の流れをつくるのに、“給気”はかかせません。
このかかすことのできない“給気”を
最適に そして 省エネに 行うのが、再熱いらずの外気処理ユニット「 エコチェンジャー 」です。
外気処理空調機の “過冷却” と “再熱” にかかるエネルギー の省エネ性 を追求し、
誕生したのが、顕熱熱交換器を搭載した外気処理ユニット「エコチェンジャー」です。
エコチェンジャーは、搭載した熱交換器により、“温かい外気” と “冷たい除湿空気” 、
この２気流の熱を交換をすることで 再熱に必要だったヒーターをなくし、また外気が予冷されることで 冷却するためのクーラーも小さくてすむようになりました。
（*但し、 ヒーターの有無は、お客様の要望される温度と季節により調整）
高効率な熱交換により エネルギー使用量が削減されることで、省エネにつながります。
エコチェンジャー は、省エネ性能が高いだけはありません。
最大のポイントは、 成り行きまかせの外気処理ではなく、
「 露点９℃の空気をつくれる外気処理ユニット 」 であるということです。
「露点９℃の空気をつくれる」 エコチェンジャーは、
・温湿度制御エリアへの外気供給
・陽圧化（加圧給気）
・室内湿度40%RH～60%RH（除湿・結露防止）
といった高精度な外気処理が得意です。
なので、外気処理ユニット「エコチェンジャー」を導入いただくメリットは、低温、低湿化を効率的に実現できることです。
例えば、低温化がすすむ工場内（15℃の低温環境）では、安定して低湿空気を供給でき、 また
蒸気や熱気そして機械の排熱を逃がすために大量の排気が行われる加熱調理エリアでは、
排気した以上の“給気”を高効率に行いながら 汚染空気の侵入を防ぎます。
食品工場に最適な低湿空気を、高効率に供給できる
低露点外気処理ユニット「エコチェンジャー」の関連記事をピックアップしました。
もう少し詳しく「エコチェンジャー」についてご紹介しておりますので、ぜひ下記リンクもご覧になってください。
【2017年6月号】  まとめ 省エネになる理由 |
【2018年6月号】  まとめ Q＆A形式 ラインアップ・施工イメージ・用途・露点について |
【2018年8月号】  エコチェンジャー 製品情報と事例紹介 |
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